Project

ザ ロイヤルパーク キャンバス 銀座8 ~人が集うことで何かが生まれる場所~

GARDEがホテル共有部空間のデザインを手掛けた「ザ ロイヤルパーク キャンバス 銀座8」。キャンバスは、人が集うことで何かが生まれる場所。そこに「ホテル」の名称はありません。それはキャンバスの方向性が従来のホテルらしい、格式や形式を伴った伝統的なものではないからです。「人が集う場所」として機能させること、そこにいるだけで何かが生まれる場所を提供すること、それがキャンバスのスタイルです。

2F CANVAS LOUNGE

M2F FLAVORS & SOUND CULTURE LOUNGE

今やニュースタンダードとなったコワーキングですが、キャンバスでは開業当初より趣味に仕事に自由で創造的な時間を過ごしていただける、上質で快適な空間を提供してきました。

まさに時代を先取りしていたキャンバスですが、実際お客様はどのように利用されているのか、また現在の取り組みなどについて、総支配人の関寛子さんに伺いました。

「ザ ロイヤルパーク キャンバス 銀座8は2021年3月20日に開業2周年を迎えました。非常に不安定な世の中ではありますが、無事にこの日を迎えられましたのも、国内外からのお客様、協力会社の皆様、地域の皆様、そしてホテルで働くスタッフ全員のおかげです。

私どものブランドであるキャンバスは、ロイヤルパークホテルズの中で革新的なスタイルのホテルで、例えばスタッフの服装や髪型が自由であることなどから開業当初は驚かれるお客様もいらっしゃいましたが、開業から2年経った今ではこの自由な雰囲気に居心地の良さを感じてくださるお客様も増え、私どものホテルを第三の居場所として使っていただいている様子を嬉しく思っております。

キャンバスのフィロソフィー(哲学)である「We have fun」「We think local」「We are connected」を体現すべく、泊まるだけの場所ではないホテルとして、スタッフたちも楽しみながら日々新しいアイデアを生み出しております。開業初年度は宿泊客や地域を訪れるお客様がつながる場所として定期的にイベントを開催しておりましたが、現在はオンラインでつながる場として主にInstagram上で不定期にイベントを開催しております。

ニューノーマルな時代、これからどんなことが出来るのか、楽しみにしております。まだまだ困難な日々は続くかもしれませんが、安心安全を第一としつつも、楽しみを忘れずにまいりたいと思っておりますので、今後もザ ロイヤルパーク キャンバス 銀座8をご利用いただけましたら幸いでございます。」自由で居心地のよい空間は、仕事に趣味にまさにもってこいの場所。人やアイデアが集う空間は連鎖を生み、何か新しいことを創造する原動力にもなることでしょう。気軽にゆったりと、自由でクリエイティブな時間を過ごしたい方には特にお勧めです。

13F CONCEPT ROOM

業務内容:ホテル共用部デザイン

ザ ロイヤルパーク キャンバス 銀座8
開業日:2019年3月20日(水)
所在地:東京都中央区銀座八丁目9番4号
構造・規模:鉄骨造、地上14階、高さ47.7m
客室数:121室(3-13階)
付帯施設:1階カフェ、2階ラウンジ、プライベートキッチン、ミュージックライブラリー、フィットネスジム、13階コンセプトルーム、14階レストラン

THE ME~お客様本位を突き詰めると、ニューノーマルが見えてくる

2020年7月にオープンした、ファッションブランド「THE ME」第一号店。GARDEがそのコンセプト立案から施工までを手掛けました。

「量産を前提とした作り方は、しない。一人ひとりに合わせる。」というコンセプトのもと、S/M/Lなどサイズ規格された既製服を販売するのではなく、体型や好みのサイズ感、シルエットなど、一人ひとりの細かなこだわりを反映した一着をお届けする、全く新しいブランドです。お客様のオーダーをいただいてから洋服を作ることで、余計な在庫を持たず、「過剰生産/廃棄」という業界の課題を解決すべく、サステナブルなアパレルのあり方を目指しています。

 店頭では専門スタッフによるパーソナル接客で、最大90分間、専有時間/空間で、試着とサイズ/シルエット補正のみ行います。その場で決済の必要はなく、登録されたフィッティング情報はお客様専用のマイページで確認できるので、ご購入はじっくりご検討の上オンラインにて。注文後は、商品のお届けまで約2週間。「気兼ねなく納得のいくものだけを購入いただけるシステムなので、気軽にご来店ください」と、店舗責任者の前田さんはおっしゃいます。

一度の来店で、本当に自分にフィットする洋服を、納得いくまで検討し購入できる。まさにニューノーマルが求められるこのご時世、新しいリテールのあり方の一つを示しています。

店舗デザインコンセプト
‐Where I come to clear the FOG‐
だれしもが持つ、体に合った洋服選びに対するもやもやとした悩みを霧に見立て、その霧が晴れるような場所。THE MEのブランドカラーであるネイビーとシルバーをキーカラーに、スタイリッシュに仕上げています。また同時に、リラックスして洋服をお選びいただけるよう温かみのある素材や色使いを取り入れたり、デュアルコンセプトストアとして誰にとっても居心地のよいジェンダーレスな空間づくりにもこだわっています。

業務内容:コンセプト立案、基本設計、実施設計、施工

THE ME神宮前
オープン:2020年7月7日
所在地:東京都渋谷区神宮前6-31-11 iori表参道2階
電話番号:03-4233-4000
営業時間:11:00-20:00
定休日:火曜日
床面積:248.19㎡

北京の注目エリア“大興区”に誕生した次世代型ショッピングモール「JOY BREEZE」

中国の大手デベロッパーGRAND JOYが不動産投資会社GoHigh Capitalとの共同出資により、2020年12月北京市大興区に次世代型ショッピングモールの新たなブランドとして「JOY BREEZE」を開業。コンセプト立案から室内設計をGARDEが手掛けました。

大興区は2019年9月に開港した大型国際ハブ空港を擁し、急速に開発が進むエリア。おしゃれで上質な郊外型のライフスタイルを志向する20代後半から30代後半のリッチなニューファミリーが続々増えています。「JOY BREEZE」はそんな街の新たなランドマークとして、ニューファミリーのためのおしゃれで上質な、洗練されたライフスタイルを提供するショッピングモールとして誕生しました。

もともと敷地内に火神を祀る火神廟があったことに由来し、建物の建築設計コンセプトが「ランタン」であったことから、内装設計ではランタンの内に灯る「灯火」をテーマにしました。JOY BREEZEがこの街を明るく照らし、温かく包み込み、人々の暮らしを豊かにするというメッセージが込められています。アトリウムにはランタンに見立てた吹き抜けがつくられ、「火の揺らぎ」や「立ち上る熱気」などをデザインモチーフに、上昇する縦軸の空間がダイナミックに広がります。

新たな時代の息吹を感じさせるJOY BREEZEは、この第1号店を皮切りに今後さらなる展開も予定され、北京のみならず全国から注目を集めています。

業務内容
コンセプト立案、基本計画、基本設計、実施設計、監修

北京大興JOY BREEZE
オープン:2020年12月25日
所在地:北京市大興区黄村東大街38号
構造:地上7階、地下1階
延床面積:約150,000 ㎡(駐車場面積含む)

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