2025年1月27日に発行されたWWD JAPANの新春恒例企画である「CEO特集」にてGARDE社長の室のインタビューが掲載されました。
「可能性」をテーマにした本誌では、24年の振り返りと25年に控えているビジネス展開や展望、また創業40周年を記念する事業の一つとして、NY・チェルシーにオープンした常設のアートギャラリーについて語っています。今回はその中からラグジュアリーブランドにおけるGARDEの強みと、デザインにおける哲学、25年の展望についてご紹介します。
TOP画像: NY・チェルシー地区にオープンした、コンテンポラリーアートギャラリー「GOCA by Garde」ファサード
ラグジュアリーブランドの国内トップシェアを担うまで
百貨店やホテル、オフィスなどの空間デザインとブランディングを幅広く手掛けるGARDE。特にファッション分野においては、いわゆる「3大コングロマリット」と呼ばれるブランドを中心にインポートラグジュアリーブランドの店舗設計を80ブランド以上手掛けています。
ここまで受注を拡大できたのは、いかにGARDEがクライアントと信頼関係を築いてきたかということです。
ラグジュアリーブランドの設計で常々意識していることは、顧客第一の姿勢とサービスのクオリティ向上です。ジャパン社や本国オフィスと綿密な打ち合わせを何度も繰り返し、クライアントの求めている水準や完成度を正確に引き出していきます。
そこで重要になるのがコミュニケーション能力ですが、語学力と技術力に長けたスタッフが揃う当社では、クオリティを再現・表現することが徹底されています。
クオリティを維持することが彼らのブランディング向上に何よりも直結し、企業間の信頼関係にも寄与していると考えます。
空間デザインにおけるデザイン美学
日本のデザインはミニマリズムに代表され、シンプルで計算し尽くされた要素が上位を占めます。
特に商業の空間においては、環境が語りすぎると本来の主役である商品が死んでしまいます。ホテルで過ごすにも装飾過多な空間はリラックスできず、また最近では長期滞在が主流となっているので、なおさら宿泊客の心を整えるミニマルな空間とホスピタリティーが求められています。
機能性を残しながらミニマリズムを追求して削ぎ落とすアプローチは、技術力が乏しいと安っぽい印象となってしまうため難易度が高いと言われています。
経験豊富なデザイナー陣がノウハウを共有しながらプロジェクトに向き合うからこそ、ミニマリズムの哲学が上手く機能し、われわれの武器になっていると感じています。
25年改装オープン予定の西武池袋本店では内外装を担当しています。百貨店の店舗デザイン部出身である室にとって、百貨店の改装や出店は得意分野の1つ。GARDEならではの武器を最大限に生かし建築・空間デザインへ昇華させます。
2025年の展望:人材確保と環境投資
空間デザインにおいては、長年仕込んできた大きなビジネスがいよいよお披露目できる予定です。ブランドに関しては、店舗の大型化の流れは24年と同様に続くと見ており、GARDEが手掛けるブランド店舗もさらに増加すると見込まれています。
これらのプロジェクトを通じて当社の認知度向上を図り、人材不足がますます深刻になる中で、人や働く環境に投資し、ここで働きたいとより強く思ってもらえる企業の姿を目指していきます。
具体的にはスキル・ノウハウの共有の場としてデザイン勉強会の開催や、業務と密接にかかわる語学の研修機会を設けるなど、現行実施している取り組みの更なる強化を図ります。
さいごに
WWD JAPANでは今回ご紹介できなかった24年の振り返りやアート事業の最新情報を掲載しています。是非ご一読ください。
>https://www.wwdjapan.com/articles/2023152
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