日本文化の特徴の一つでもあるカプセルホテル。
最近解体された中銀カプセルタワーは住居でしたが、1972年から東京の銀座に在った象徴的な建築物でした。
最近では、新しいタイプのカプセル、いわゆるポッドがインフルエンサーの影響を受けYouTubeやTikTokで話題を呼んでいます。デザイン雑誌等でも取り上げられ、瞬く間に注目を浴びた、「giraffenap(ジラフナップ)」は、KOYOJU Plywood Corporationがデザインした仮眠ポッドです。
所謂カプセルホテルとは異なり、この特別なポッドは夜に使用することを意図していません。夜間の睡眠に影響を与える午後3時以降には仮眠をしないよう推奨されていますが、このポッドに関しては、日中のパワーアップ用として位置づけられ、20分間使用する事でリフレッシュ効果を得られます。
日本製品の繊細さと高度なデザイン技術の組み合わせにより、ジラフナップの立ち寝ポッドは、頭、臀部、脛、そして足裏をサポートするクッションの部品で構成されており、これらの4つのポイントをサポートすることで、ユーザーはリラックスした体勢で仮眠状態に入ることができます。
ポッドはさまざまな空間で活用できるよう2つのスタイルで提供。Spacia (スペーシア)は滑らかな未来的デザインで、Forest (フォレスト)は、格子状の木工スタイルで和の美学を備えています。どちらも調光ライト、換気システム、および仮眠中のデバイス充電が可能な電源コンセントが完備されています。
効率よく仕事を進めるための職場作りとして、必要なときにクリエイティブなエネルギーが補給でき、夜間の睡眠を損なわず短時間の休息を取るための安全なスペースを確保することが推奨されています。企業が従業員の健康にますます焦点を当てる中、これは次世代の職場を考える上で、とても有効な解決策だと考えられます。
Photo : giraffenap